「遊び」が社会を育てる

「遊び」がない社会を想像してみてください。何かうす暗いモノトーンのイメージで、誰の顔にも笑顔はありません。静寂に包まれ、人と話すこともないのかもしれません。効率だけが求められ、チャップリンの映画「モダンタイムス」の1シーンのような世界かもしれません。

本来、子どもたちは、遊びの世界に生きていると言っても過言ではありません。そこはカラフルな明るいイメージで溢れ、笑い声が響いています。子どもは遊ぶことで、心も身体も健やかに成長していきます。人と関わる中で自分が自分らしくいてよいということを知り、相手を思いやる心も生まれていきます。そして、地域コミュニティとつながるきっかけとなり、自然と社会性も育っていくでしょう。これらはみな、子どもたちの生きる力に直接つながっていくのです。


友だちと遊ぶために予約?

ところが、今の子どもたちを取り巻く環境では、遊びに最も大切な要素「時間」・「空間」・「仲間」・「すき間」の四間(シマ=テリトリー)が失われていると言われます。

時間は細切れになり、子どもが自由に過ごす空間はあまりなく、友達と遊ぶときでさえ、予約を取らなくては遊べなくなりつつあります。この現状は、大人や社会の影響が大きく、子ども自身の力で改善していくことはなかなか困難です。


今だからこそ「遊ぶ」ことの大切さを考えよう

こうした厳しい状況だからこそ、私たちは「とうきょうプレイデー」を実施することを決めました。できるだけ多く人に、日常生活の中で子どもたちが遊ぶことを大切にしてほしいと考え、趣旨に賛同した人・団体が、都内で一斉開催するという形を取ることにしました。大人も一緒に遊び、子どもたちが遊ぶのをお祝いすることで、すべての人が楽しみや生きるエネルギーを得られると思います。そして、それをきっかけに、遊ぶことの大切さが多くの人に理解され、社会に広がっていくように願っています。


とうきょうプレイデー2013年趣旨文より