旅する子どものとなりにいるということ(西川正さん)

ワクワクとドキドキは、コインの裏表。
あらかじめ結果がわかっていたら、どちらも生まれない。
「未知」の前で、震える心の動きがPLAY。スポーツも芸術も。
やってみたい、と自らゴールを設定することで、旅がはじまる。

そして、旅の醍醐味は道中にあり。
ああでもない、こうでもない、うまくいったり、いかなかったり。その時、持っている力を全部投入して、あたふたする。ふりかえってはじめて「おもしろかったー」となる。

道中、歩き方を誰かに細かく指示されたら、心は震えない。誰かが代わってしまったら自分の旅でなくなる。
大人はいつもその「道中の楽しみ」を奪ってしまいがち。少しだけその自覚をもって、子どものとなりにいたいと思う。

そして、子どもにとっては、まず「ご近所が旅先」ですよね。

 

 

NPO法人ハンズオン!埼玉理事

西川 正 さん