子どもたちは遊びを通して、世界を探索し、体験したことや感情を共有していきます。また、怖い体験や安全を失いそうになる体験をした時も、遊びを通して、自分なりの物語をつくり、共有し、感情を表現することがあります。これはとても大切な子どものレジリエンスでもあります。
私たちが、子どものまなざす風景を一緒にみつめ、そこにある体験や感情に大切に触れようとする時、子どもたちの権利でもある遊ぶことが大切にされ、余白溢れる社会がはじまるのかもしれません。
そしてそれは、もしかしたら人の持つ多様な可能性や揺れ、曖昧さをジャッジしたり切り取ったりせず、大切にできる、心にそっと余白がうまれる社会かもしれません。
小澤 いぶき さん
認定NPO法人PIECES 代表