遊びとは、100年先の未来のかけら(岡田陽子さん)


小学校の80周年記念行事で、1期生(90歳)に「子どもの頃の遊び」を聞いて劇にしました。
みなさん、10歳前後の遊びの記憶を鮮明に覚えていました。

私たちの子どもが100歳になった時、青空の下で友達と喧嘩して、泣いて、笑った思い出を残してほしい。

でも、今の小学校の放課後はそれが難しい。
大人に何ができるのか考えるためにIBASHOサークルを創りました。

そして、喜びと悲しみと、幸せで切ない、夥しい出来事が混ざり合い、
誰かが誰かを想い、誰かに想われ成り立っている景色に出会いました。

遊びとは、そうやって、連綿と人と人が紡ぎ合ってできていく小世界で、
子どもたちが100年先の未来のかけらを集めてる営みでもあるように思えてなりません。

  

  岡田 陽子 さん

  演劇ファシリテーター/IBASHO代表