お腹に手を添えて(田口眞弓さん)

お腹の中の赤ちゃんは、お母さんが胎動を自覚する前より、手足を頻回に動かしています。

羊水に浮かび、臍帯に繋がれ、まるで宇宙遊泳をしているようです。

6カ月頃には、お腹をポンと蹴られるようなはっきりとした胎動を感じます。

産み月になると、赤ちゃんは子宮の壁を踵でグーッと押しつけるように大きく動きます。

それにはお母さんも思わずイタタッと声がでるくらい。

そして、お腹の中の赤ちゃんはとても表情豊かです。

笑みを浮かべたり、口をヘの字にしたり、のびのびとあくびをしているようだったり。

そんな赤ちゃんの動きや表情を思い浮かべながら、

そっとお腹に手を添えて、

赤ちゃんと一緒に過ごすひと時をゆったりと楽しんでみませんか。

 

 

田口 眞弓 さん

助産院もりあね院長