今年は、プレイデーに合わせ、(念願の・・・!)「アンケート調査」を実施しました!
9/28に東京おもちゃ美術館で開催された「遊ぶ権利シンポジウム」での発表を見据えて、
子ども自身の声を聞くべく、「遊ぶ」ことへの意識調査インタビューを実施しました。
当日は時間の都合でほとんど紹介できませんでしたが、興味深い「声」をこちらでも紹介します。
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実施主体:一般社団法人TOKYO PLAY
協力:東京おもちゃ美術館、あそびのでまえ目黒遊び場づくりの会、世田谷プレーパーク
千葉大学大学院木下勇研究室・寺田光成氏
調査期間:2019/8月下旬〜9月上旬
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今回は、「まずはどう感じているのか、言葉で聞いてみよう!」と1人5〜15分じっくり聞くかたちのインタビュー調査を実施。都内3ヶ所の遊び場にご協力いただき、都内に暮らす5才から15才、50人から話を聞くことができました。
(急なお願いに承諾いただいた協力者のみなさま、本当にありがとうございます!!)
質問は、5つ。
Q1. 最近思いっきり遊べてる?
Q2. 最近遊んでいる時に足りない(もっとあったらいいのに)と感じているものはある?
この中で一番足りないと感じるのはどれ?
Q3. 足りないもの、どうやったら足りるようになるかな?
Q4. 遊んでいないで習いごとをした方がいいと思う?
(習いごとをしないで遊ぶことは、なまけていると思う?)
Q5. 「何でもOK」思いっきり遊ぶとしたら、誰と(1人で)、(どこで)どんなことしたい?
Q1. 最近思いっきり遊べてる?
聞いている子どもたちの年齢層も幅広いので何とも言えませんが、「そう思う」と「まあそう思う」が多く、
「夏休みだからいっぱい遊んでる!」(小2男子)
「毎日は遊べているから」(小1女子)
などの声が多い印象でした。
そう感じながら日々過ごせていることにほっとする反面、
具体的に聞いてみると週7で習いごとに行っている人も「そう思う!」と断言していたり
「そう思わない!」と宣言した人は「100時間遊んでも足りないくらい!」と話してくれたりと、
子どもたちの主観の違いを感じました。
感覚値と実際の時間を比べてみると、またおもしろい結果が出そうです。
また、「体は動かせていないから(まあ遊べてるを選ぶ)」といった具体的な意見も。
Q2. 最近遊んでいる時に足りない(もっとあったらいいのに)と感じているものはある?
この中で一番足りないと感じるのはどれ?
“一番”という問いに悩む子続出!
結果的にはどれも同じくらいになりましたが、「時間」を言っていた人が断トツに多い印象。
・・・・時間の理由
「宿題が終わらない」(小6男子)
「いつまでも遊べる時間が欲しい」(小3男子)
「ずっと遊んでいたい。わかってるけど。」(中1男子)
「30分遊べたらうれしい」(小2女子)
・・・・場所の理由
「不審者とかで公園で遊べない」(小4女子)
「なんか自然とか自分で考えてやるあそびとかもっとやりたい」(小4男子)
「そう思う」と答えた人も、時間や場所にはいろいろ思うことがあるようでした。
Q3. 足りないもの、どうやったら足りるようになるかな?
「小4になってものすごく勉強が多くなった。授業7時間を5時間にしたい」(小4男子)
「遊べる場所をもっと解放する」(小4女子)
「でっかいビルとか壊して遊ぶ場所をつくる」(小3女子)
「塾をぶっ壊す」(小4男子)
「いつも行ってる児童館(?)がもっと広くでものが増えたらいい」(小4女子)
「友達が帰る時間まで遊べたら…(普段は自分が先に帰るから)」(小1男子)
と様々な意見が出る一方、
「もっと時間は欲しいけど、どうしたらいいかはわからない」という風に答えた人が複数。大人としては複雑な気持ちに。
また、中学生からは
「もっと外で遊ぶメリットをちゃんと発信していった方がいいと思います!」(中2男子)
と、鋭い意見も!
(「それはやっぱりユーチューブとかかな?」の質問には、「いや、TVがいいと思います。スマホを持ってない子もいますから」と。)
私たち大人の宿題です。
Q4. 遊んでいないで習いごとをした方がいいと思う?
(習いごとをしないで遊ぶことは、なまけていると思う?)
ちょっといじわるな質問かな?と思いつつ聞いてみたところ、ご覧の通り意見が割れ、
日々の価値観が見え隠れする「声」が聞けました。
・・・「そう思わない」の理由
「友達と出会ったりするから、遊びは大事だと思う。」(小4女子)
「(塾に)通ったりすることだけが全てじゃないと思う。」(中2男子)
「遊ぶの好き。どっちも大事」(小1男子)
「そんなことないっしょ。遊ぼうよ」(小4男子)
「遊んだら楽しいから」(小5女子)
・・・「そう思う」の理由
「やりたい放題じゃなまけているし、ずるい感じがする」(小3男子)
「俺バカだから」(小3男子)
「そんなことしたら学校で落第しちゃう、たぶん。」(小6男子)
「おバカになっちゃうし、頭も狂っちゃうから」(小1女子)
「遊んでると時間を忘れて遅れる時がある。でも遅れると(習い事のダンスの)振りを覚えられない。
発表会に出られなくなるのはいやだから気をつける」(小2女子)
「やると決めたからには、行かないとだめ」(小3男子)
「熱が出てなきゃ行かなきゃダメ」(小2女子)
また、「成績を上げるとswitchが返ってくるから(遊ばないで勉強したい)」という意見も。
でも、話しているうちに「僕は一体何を求めてるのかわかんねー!」なんて自問自答。
好きで習いごとに通っている人、その時間を楽しんでいる人もいる一方で、
そうしなくてはならないものとして受け入れている人、守っている人もいるのかもしれない現状を感じました。
参考:
Q5. 「何でもOK」思いっきり遊ぶとしたら、誰と(1人で)、(どこで)どんなことしたい?
「●●ちゃんと△△ちゃんとお家ごっこ」(小1女子)
「お家でパパと将棋!」(小3男子)
「●●くんと水当てごっこ!」(小1女子)
「パパとサッカー!」(小1男子)
「友達と野球!」(小3男子)
「●●ちゃんとバトルごっこ!」(小1男子)
「●●ちゃんと紙でポケモンごっこ(紙に描いて切って作るあそび)」(小3女子)
「4人くらいの少人数で遊びたい。多すぎないほうがいい」(小3男子)
「友人ととにかく楽しく過ごすってこと」(中2男子)
「とにかく好きなことしたい!謎解きとか」(小4女子)
「いっぱいある。ローラースケートとか、友達と遊んだりとか…」(小4女子)
「とにかく高い所にのぼる」(小5女子)
「3人の友達と“わかんない遊び”したい。いつも“何する?”っていうと“わかんない”って言って遊び出す」(小4男子)
「学年みんなでサッカー!」(小4男子)
「全員の友達集めてサッカーとか鬼ごっこしたい」(小3男子)
「俺らみんなで無人島で焚き火とかする」(小4男子たち)
“やったことのない遊び”よりも、いつもやっている“お気に入りの遊び”をあげる人が多かったのが、とても印象的でした。
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今回、改めて質問するかたちで子どもたちと話してみて、
子どもたちは自分が見えている世界の中で、楽しいこと、辛いことを感じながら、めいっぱい日々を過ごしているんだな、と改めて感じられた気がしています。
そんな彼らの「もっとこうなったらいいな」の希望を見ないでいるのも受け取って変えていくのも、私たち大人の役目なのかもしれません。
実施してみて、改めて子どもたちから生の声を聞いてみることの大切さを感じています。
TOKYO PLAYでは、今回の調査を足がかりに、子どもから聞く意識調査を進める予定です。
ぜひ注目していてくださいね!
私は放課後児童クラブの一年生の子供達と週2日一緒に過ごしています。
8月はお試し期間で様子を見させて頂いて、9月から始めたばかりです。
個性豊かな子供達に合わせて、臨機応変な対応が求められます。
子供達は可愛いです。
私はファミリーサボート研修を受けて長年小お預かりをしていました。
放課後児童クラブは今年の研修は終わったので受けられないままやっているので、慣れない中いろんな事が起こります。
例えば、私を見て急に甲高い声を出したり、お迎えの方が来られて出ないといけない時に、行かさないように抱きつき離さない、可愛いけれど言っても聞かないので、目の前の先生に助けを求めてもこっちを見て、そのまま他の場所に行かれました。
他の先生方だと助けてくれると思います。
私は、おんぶして行ってその場で降りてもらいました。
子供達は私に何を伝えたかったのかなって思います。
愛情が足らないのかな?とも思います。
友達は自分を守ってくれる先生かどうか見ていると言います。
子供達の心の声が知りたいと思いました。
お話するのが下手なので短く子供に伝えられる言葉を探しています。